理事長挨拶
全世界を揺るがし続ける新型コロナウィルス感染症は、現在も社会に影響をもたらし続けています。
時間の経過とともに感染症に対する対処も変化してきておりますが、我々が携わっている一般廃棄物収集業務へ与える影響は何の変化も無く、相変わらず緊張の日々を過ごさざる得ないのが実情です。一日も早く、穏やかなあの頃に戻れるよう願うばかりです。
それに加えて緊迫し続けるウクライナ情勢に起因する燃料費の高騰を始めとした企業物価の極端な上昇や、求人難によりますます事業の展開が難しくなってきていると推察いたします。
こうした中、昨年7月に全国を襲った豪雨により発生しました県内災害廃棄物処理支援事業に、多くの会員の皆様にご協力いただきました。
いざというときにしっかり団結して物事に立ち向かう、いわば連合会イズムは連綿と続いているのだなと改めて思った次第です。
一般廃棄物に関わるものの団体として、そして災害支援の協力を結んでいる団体として当然のことを行ったに過ぎませんが、この事業に対して11月22日に埼玉県知事より表彰をいただきました。
これもすべて会員の皆様のお陰です。心より感謝申し上げます。
併せてご報告することとして8月に開催された令和4年度埼玉県災害廃棄物処理に係る研修会に於いて、令和元年の東松山市台風19号災害廃棄物収集運搬業務における体験談を発表させていただく機会を頂きました。 重ねて感謝申し上げます。 あっては困る、無いほうが良い事案ですが、 もしもの時には変わらぬご協力をお願いいたします。
10月には、毛呂山町に於いて連合会ごみゼロ活動を実施しました。地元含め大勢の会員の皆様にご協力いただき、 限られた時間ではありましたが、参加者一同、 様々な情報交換をしながら路上のごみを拾いました。 本年も県内のどこかで開催したいと考えております。開催市町村へのPRにもなるかと思われますので、 ぜひ率先して開催希望を頂ければと思います。
浄化槽事業に関しましては、 埼玉県環境部水環境課が長年取り組んでまいりました台帳整備事業である「浄化槽維持管理情報報告」が本年より本格的に運用を開始される予定です。 まだまだ未解決な事項もあると聞き及んでおりますが、 この台帳整備事業の運用が業界に負担をかけずに維持管理の徹底に繋がることを切に願いながら協力して参る所存です。 タイムリーにその進捗をご報告致しますので会員の皆様方に於かれましては粛々と準備を進めていただきたいと考えます。
また、歴代理事長から引き継いだ 「下水道の整備等に伴う一般廃棄物処理業等の合理化に関する特別措置法に則った補償問題等」については、一般社団法人日本環境保全協会などから情報を得ながらその活動を継続して参ります。
結びに、一般廃棄物連合会会員の皆様並びに関係各位の御健康とご繁栄を、そして今年一年が安らかで実りある飛躍の年となりますことを心よりお祈り申し上げまして、 私の新年の挨拶とさせていただきます。
理事長
西野 日出夫